2010年08月

【夏休み特集】小野田自然塾の思い出9

トイレに向かった俺は絶句した

キャンプ場の片隅にぽつんとある公衆トイレは
いわゆる「ぼっとん便所」

電気もなく昼間でも真っ暗で
便器の穴は地獄まで届きそうなほど暗く深い

あまりにも恐ろしく
こんなところで用を足したら
暗黒のブラックホールに吸い込まれるんじゃないかと
オレの便意は一時退散した

「みんなあそこでしてんのか・・・すげーな」

そんなことを思いながらメンバーの元に戻った

それからは大変だった
便意はたいてい全員が集合してるような場合に訪れる

オレは決死の思いで
ひとり自分の肛門と闘っていた

まさに孤軍奮闘
ルバング島の小野田さんと同じだ

「この戦いはいつ終わるのだろう・・・」

もうスタッフの説明も指示も頭に入ってこない
数分間続いたビッグウェーブがやっと去り

ふーっと一息ついたその瞬間


プーっ

・・・・・

オレがこいた屁は
再び沈黙の中に響き渡った


つづく

【夏休み特集】小野田自然塾の思い出8

結果的にブーやんに足を引っ張られたフィールドアスレチックも無事終わり
その日の夜

まずい夕食を食べながら
また母の味が恋しくなる

夜もおにぎりでいいのに・・・

この夜台風が近づいていて
少しずつ風が強くなってきていた

テントに戻り眠ろうとするが
風でバタバタ暴れるテント

ちびっこは不安で眠れない

テントの中で小さな体を寄せ合い
必死に励ましあう

それでも昼間の疲労もあり
徐々に睡魔が襲ってくる

うとうと眠りかけた頃
すごい音とともに
「大変だー!」
という声が聞こえてくる

みんなびっくりして飛び起きてテントから出る

風はさらに強くなっていて
雨は横から吹き付けてくる

何事かと思うと
なんと隣のテントが飛ばされて
土台の板ばりだけになっていた

えらいこっちゃ!

みんなで手分けをして必死に復旧する
このときばかりはさすがにスタッフも手伝ってくれた

風にあおられ
雨でびしょ濡れになりながら
なんとかテントを元通りにした

ところが復旧したテントの室内をチェックしたスタッフが驚愕の声を上げた

なんとこの騒ぎの中
小学校2年生のメンバーが一人
ぐっすりと眠っていたのだ!

屋根飛んでたじゃんか!
雨ガンガン降ってたじゃんか!!
でら(※)大騒ぎだったじゃんか!!!

なんという図太さか!
あっぱれである

しかも翌日彼は何事もなかったかのように
(実際何があったか知らないわけだけど)
涼しい顔で朝食を食べていた

そしてメンバーはもちろん
スタッフからも一目置かれる存在となった

そんな彼を見つめながら
オレの横でかーくんが
「えらいなぁ〜」と
意味不明なことをのんびりと言った

「えらい」じゃなくて「すごい」だろ
(かーくんは指にささくれができると親孝行だと信じていた親不孝者だ)

次の瞬間
オレは便意を催し
そういえばキャンプに来て丸2日間クソをしていないことに気づき
トイレへ向かった

キャンプは残り2日
このときから新たな悲劇がオレを襲うことになる


つづく


※名古屋弁で「すごく」の意味
青春時代にお世話になった雑誌「デラべっぴん」のデラは関係ありません

【夏休み特集】小野田自然塾の思い出7

とんでもなく長く感じた初日が終わり二日目

この日は自然塾のメインイベントとも言うべきフィールドアスレチックだ
少人数でグループを組み
地図を見てチェックポイントを通過しながら
自然の中を進む

オレはブーやんと同じ班(4〜5人)になった

「こいつ足引っ張んなよな」
と内心思った

当日はあいにくの雨
全身を雨合羽で包み
昼飯のおにぎりを各自2個ずつ受け取っていよいよスタートだ

規律正しい集団生活から解放されて
みんな少しリラックスしている

どこから来たのか
学校では何が流行っているのか
など

緊張の中にもやっと子供らしく楽しい時間を過ごしながら道を進む

チェックポイントで待っているスタッフと言葉を交わす
励ましてくれたりして心が和む

いくつかのチェックポイントを無事通過したころ
ブーやんが言った

「腹減っちゃったよ」

オレが

「ダメだよ。昼までガマンしろよ」

と言う頃には
早くも1個目のおにぎりを開けていた

「ブーやん、やばいって!怒られるぞ」

だが彷徨える山の住人と化したブーやんに
そんな言葉は届かない

結局ブーやんは2個とも平らげてしまった


出発から2時間くらいだろうか
慣れない山道と子供だけという不安感
雨に濡れた体は重く
ブーやん以外は空腹感も頂点に達していた

やっとのことで全員が集合する昼食場所に到着した

ゴールだ!

スタッフに到着報告をする
すでに到着した班はそれぞれ昼食を取っている
オーキャンやかーくんの姿も見えた

「みんな無事だったか・・・良かった」

オレたち(ブーやん以外)も早速昼食にした

なぜか昼食を食べていないブーやんをスタッフが見つけ
道中すでに昼食を済ませてしまったことが発覚し
こっぴどく怒られていた

「バカだよな〜」と
怒られてシュンとなっているブーやんを仲間と笑って見ていたのだが

次の瞬間
ブーやんを止めなかったオレたちにも責任があると
同じように怒られてシュンとなった

オレはこのとき初めて
連帯責任というものを知った


つづく



この日の年長組のフィールドアスレチックは東海地区の夜のニュースで
取り上げられていたと帰宅後母が教えてくれました





CM〜今夜はガビガビ〜

夏休み特集の途中ですが
ここで一旦CM入れます

今夜エゴッタマンこと玉木洋平のソロ弾き語りライブが
渋谷道玄坂のロックバーGABIGABIで開催されます

しばらく表面的な活動を休んでいたので
昨年11月のチェルシーホテル以来9ヶ月ぶりのライブです

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最近書いた新曲
渋谷生音弾で演奏していた曲
エゴニーキルビーター時代の曲

新旧いろいろ歌う予定です

来てくれる皆さんのためにカバーも考えていたのですが
今夜はあえて全編オリジナルで勝負してみようと考えとります

特に最近の曲は
だいぶ変化していると思います

目線、感情、価値観
変化した部分が伝わればいいなと思います

8月6日(金)
Rockin' cafe 渋谷GABIGABI
OPEN 19:00
Charge Free
出演)ELK、玉木洋平

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JR渋谷駅南口(モアイ像側)より徒歩3分、京王井の頭線渋谷駅出口より徒歩1分

東京都渋谷区道玄坂1-13-3MST道玄坂2F
MST Dougenzaka bldg.2F 1-13-3Dougenzaka,Shibuya-ku,Tokyo,105-0001
Rockin' Cafe"Shibuya GABIGABI"
TEL&FAX;03-3463-5538

http://www.gabigabi.jp/

【夏休み特集】小野田自然塾の思い出6

ミーティング後テントに戻る途中
オーキャンがこらえきれない笑いをこらえて近寄ってきた

「ププ。オマエなに屁こいとるんだて」

「でもちょっと空気和んどったでいいじゃんか」


オレは緊張感ただようミーティングの最中
見事に屁をこいた

一瞬の間のあと
全身に突き刺さった全員の視線をオレは忘れない


その日はそのあと
翌日のフィールドアスレチックに備えて班行動して
普通に夕食が出た

オレが屁をこいたことに対しても
みんなあまり関心がないようで安心した
(みんな環境に慣れることに必死だったんだと思う)

夕食は
メニューはなんだったか忘れたけど
とても不味かったのを覚えている
家のご飯が恋しい

風呂もスタッフの監視のもと
整列して入り時間制限が厳しく設けられていた
それでも温かい湯船に浸かっている間は
少し緊張が和らいだ

風呂上り
満点の星空の下で
小野田さんがルバング島の頃の話しなどをしてくれた

自分の記憶と星の動きを頼りに暦を把握して
30年間日付の誤差はほとんどなかったとおっしゃっていたのを聞いて
子供ながらにすごいと思った

そして

この日オレは生まれて初めて
夜空に輝く北斗七星と流星を見た

小野田さんが教えてくれた
「北斗七星は柄杓(ひしゃく)の形をしているんだよ」


このキャンプに来て初めて
オレは少し笑った

つづく









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リリース情報
EGOTTAMAN GROUP
1st Album
『EGOTTAMAN GROUP』(DRLR-001)
\2000+TAX
ライブ会場、タワレコ、アマゾン等
オンラインショップで発売中!
ライブ情報
2018年9月8日(土)
山梨Northland Camper's Village
エゴッタマングループ
SHIME他

2018年9月29日(土)
横浜THE CLUB SENSATION
タマ・ペティ&ブロークンハーツ
KEIKO WALKER BAND

2018年12月15日(土)
渋谷テラプレーンブルース
エゴッタマングループ
錆びたアレ


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egottaman@gmail.com
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