
「永遠のゼロ」
百田尚樹著
読了
国のため天皇陛下のため
命を賭して戦うことが当たり前と言われていた時代に
「生きて妻と娘のもとへ帰る」と公言した零戦パイロットがいた・・・
フィクションなのだろうけれど
史実に基づいて書かれているのだと思う
太平洋戦争開戦から終戦まで
元兵士の証言を元に展開するストーリーは読み応え十分だった
帝国海軍の内情や緻密な前線描写も興味深いが
軍縮に向かっていた政府を開戦に向かわせたのは
マスコミによる5.15事件への賛美と国民に対する意識操作であり
戦略に失敗しても何の責任も取らない指揮官たちは
現代の政治家や官僚の体質に通じるものがあるという
隠蔽、煽動、責任逃れ
日本という国の根本的な体質は
太平洋戦争開戦から70年
何も変わっていないのだろうか
さて

長女シオンが4歳の誕生日を迎えることができました
おめでとう
健康に育ってくれてありがとう
炎天下でも自転車の練習
元気です♪
戦争や地震があったら
祝ってやれないもんな
感謝だね♪

暑い夏の夕暮れは
近所のお祭りへ行って夕涼み
夏場は月に一度
戦後から残る狭〜い横丁で開催される闇市です
ちっこい女の子がフラダンスやってて
娘は二人ともクギヅケだったよ
もうちょっと大きくなったらやってみるかい?
戦後
生への活気と欲望で溢れたであろう横丁は
今
幸せな時間を共有できる場所となり
続いている
僕らは平和ボケと言われる時代を生きる
でも人の命と平和以上に尊いものはないのだと思う
現代の夏の夜の闇市で
遥か70年前の日本の現実を思い
日本の現在と未来を想った