先日次女が無事卒園しました

6年間

入園した当初は
気が遠くなるような年月だったけど

過ぎ去った今となっては
あっという間だった

2歳と0歳
二人の娘を毎朝保育園に送り届けるという”仕事”は
慣れるまでは本当に大変なことだった

別れ際には泣かれるし
雨が降ればラッシュの電車でひと駅
園に着くころは親子でびしょ濡れ

とにかく子どもたちを送り届けないことには
仕事場に向かえないプレッシャー

毎朝イライラしていたと思う
怒鳴りつけたこともしょっちゅう
それも全部大人の都合を押し付けて

そのたびに泣かれて
それでまたイラついた

そして園に放り込むように預けて
仕事場に向かう通勤電車の中で
胸が痛くてたまらなかった

でもね

そうやって送る日々の中で
少しずつ少しずつ

我が子との信頼関係を築いて
そしてきっと自分は親父になっていったんだと思う

なかなか出来ない体験させてもらって
全部子供のおかげです

世間では虐待が絶えないけれど
みんな一緒だよ

親はみんな大変だ

何とかやってるうちに
上手にサボることも覚えてくる

そんな中で
保育園で知り合えたパパさんママさんの存在は大きい

パパ会、ママ会という名のもとに
みんなで親業をサボってたもんね(笑)

息抜きの時間をありがとう
誰にも言えない気持ちを共有してくれた
仲間にありがとう

震災の時は帰宅難民になってしまい迎えに行けなかったけれど
急遽晩御飯と園での宿泊の準備をしてくれて
子供たちを守ってくれた

あの時ほど
心強かったことはなかった

途中
縦割り保育を進めたい園の方針と
一部の父兄の思いがぶつかることがあった
あのときは心が痛かった

でも
どちらも子どものことを思ってのことだったから
意見を交換することはとても必要なこと

それでもずっと先生方を信じてこれて良かった
先生方もそれまで以上に強い信念で保育に取り組んで下さった

やっぱり子供はいつだって親の心配をいい意味で裏切ってくれる
どんどん可能性を拡げて成長していく子供たちを
どんなときも温かく包み込んでくれた先生方への感謝は尽きません



そうしているうちに
年月が流れて

気が付けばどんどん子供は成長していった

いろんなことを覚えて来て
いつも自分たちを驚かせてくれた

親はなくとも子は育つだな〜と
いつも思った

ウチは末っ子があと3年通わせてもらうんだけど
なんだか二人っきりの登園も淋しいなぁ

でも今まで以上にあっという間の3年間だろうから
ムスコと二人で思いっきり楽しみながら登園できたらいいね

時には怒鳴りつけることもあるだろうけど
間違いなく(笑)

そんな風に
いろんな思いや
いろんな思い出が蘇ってきて
次女の卒園式は涙が溢れた

ステキな卒園式&パーティになって
これも先生方、担当してくれた父兄の方々に感謝です

最後に

6年前次女を最初に受け持ってくれた先生が
当時子育てに追われて音楽活動を休んでいた僕を
また音楽の世界に戻るよういつもそっと励ましてくれました

その先生のご主人は
業界では有名なバンドのベーシスト

ステージに復帰した横浜での最初の弾き語りライブに
夫婦そろって観に来てくれました

おかげで今もこうして子持ちロッカーとして
ステージに立たせていただいています

その先生は6年経って
今年次女の担任として送り出してくれました

そんなご縁も必然のことなんだなと感じます
だからそんなご縁に報いるためにも

これからも自分は歌って働く子持ちロッカーでいたいと思います

ひとまずこの6年間に心から感謝します
ありがとうございます