とんでもなく長く感じた初日が終わり二日目

この日は自然塾のメインイベントとも言うべきフィールドアスレチックだ
少人数でグループを組み
地図を見てチェックポイントを通過しながら
自然の中を進む

オレはブーやんと同じ班(4〜5人)になった

「こいつ足引っ張んなよな」
と内心思った

当日はあいにくの雨
全身を雨合羽で包み
昼飯のおにぎりを各自2個ずつ受け取っていよいよスタートだ

規律正しい集団生活から解放されて
みんな少しリラックスしている

どこから来たのか
学校では何が流行っているのか
など

緊張の中にもやっと子供らしく楽しい時間を過ごしながら道を進む

チェックポイントで待っているスタッフと言葉を交わす
励ましてくれたりして心が和む

いくつかのチェックポイントを無事通過したころ
ブーやんが言った

「腹減っちゃったよ」

オレが

「ダメだよ。昼までガマンしろよ」

と言う頃には
早くも1個目のおにぎりを開けていた

「ブーやん、やばいって!怒られるぞ」

だが彷徨える山の住人と化したブーやんに
そんな言葉は届かない

結局ブーやんは2個とも平らげてしまった


出発から2時間くらいだろうか
慣れない山道と子供だけという不安感
雨に濡れた体は重く
ブーやん以外は空腹感も頂点に達していた

やっとのことで全員が集合する昼食場所に到着した

ゴールだ!

スタッフに到着報告をする
すでに到着した班はそれぞれ昼食を取っている
オーキャンやかーくんの姿も見えた

「みんな無事だったか・・・良かった」

オレたち(ブーやん以外)も早速昼食にした

なぜか昼食を食べていないブーやんをスタッフが見つけ
道中すでに昼食を済ませてしまったことが発覚し
こっぴどく怒られていた

「バカだよな〜」と
怒られてシュンとなっているブーやんを仲間と笑って見ていたのだが

次の瞬間
ブーやんを止めなかったオレたちにも責任があると
同じように怒られてシュンとなった

オレはこのとき初めて
連帯責任というものを知った


つづく



この日の年長組のフィールドアスレチックは東海地区の夜のニュースで
取り上げられていたと帰宅後母が教えてくれました