ディラン好きを
公言しておきながら

アルバム『セルフポートレート』は
未体験な

エゴッタマンです
_AA300_








今は
テデスキ・トラックス・バンドと
ジョン・メイヤーの新譜にどっぷり

合間に
自分の音源を聴いて

ライブでのアレンジをイメージしたり
してるんです

イトーちゃんにこうやって弾いてもらおう
よねっちにここでガツンと出てもらおう

通勤電車に揺られながら
そんなことを考えている時間は

とても貴重で楽しい時間

でもそれを
本人たちに言うことは
ほとんどない(笑)

自分のイメージと
各々のプレイヤーたちのイメージが

どこまで重なっていて
どこからズレていくのか

その ”ズレ” もまた
音楽
とくにバンドをやっていく上で

この上なく
楽しく贅沢な瞬間なのだと思っているから

「おぉ、こう来たかぁ!」
なんて思いながら

ニヤついてます(笑)

毎回ライブをするたびに
細かいアレンジが変わっていって

ツアーの最初と最後では
まるで違うアレンジになってたりしたら

最高だね

いつでも
自分のイメージを上回ってくれる
強者のメンバーたちです♪

9月25日に新宿ソウルキッチンを皮切りにスタートした
レコ発サーキットですが

10月中旬まで
本業(もう最近何が本業なんやらわかりません)が
イベント、売り出し続きで出張と激務が続くため

いきなりライブを中断中!

なので
アルバムを聴いてくれた
世界でも非常に希少な皆さんのために(笑)

セカンドミニアルバム
『on the way』の
エゴッタマン・セルフ解説をどうぞ♪

1.FEEL
震災と原発事故で
当たり前の日常が崩れていく中

本当は「おかしい」って感じているのに
人は過ちを止めることができない

それでも
永遠に続く地球や自然の営みにとっては
これもほんの一瞬のことなんだろうなと
感じながら

人も地球上に存在する
ひとつの生命として

ワガモノ顔ではなく
地球と自然に生かしてもらっているという
意識を持って

これからは存在していくべきなんじゃないかと
そんなメッセージを込めました

もっともっと
感じることが必要な時代になっていくと
思うから

2.赤い大地
2012年に紛争中のシリアで銃弾に倒れたジャーナリスト
山本美香さんのニュースを見て書いた曲

深夜ニュースを見ながら
気が付いたら涙が止まらなくなっていて

どうしようもなく哀しい気分だったんだけど

真実を伝えるために
文字通り命を削った一人の女性の信念を

僕たちはしっかりと受け止めて
前を向いて

この大地が
どれだけ血で赤く染まろうとも
どれだけ放射能で汚染されようとも

信じて立ち続けていきたいと願った曲です

3.Children' s Sneaker
前作に収録した「君と踊ろう」の続編
子どもたちとのふれあいの中から生まれた曲です

世の中に落胆しそうになっても
政治家がどれだけウソをついても

子どもたちの嘘偽りのない
キレイな瞳と笑顔に

いつも勇気をもらっています

そんな子どもたちを守れる
強い大人になりたいと願っているのだけど・・・

現実はなかなかです

4.ロックンロール
音楽を手放さないと決めて10年

今の仕事も家族も生活も
みんな音楽が運んできてくれました

だから自分が自分らしく
音楽とともにシンプルに生きていくことが
すべてに対する恩返しになると信じています

大好きなロックンロールに
敬意を込めて

5.on the way
この曲をアルバムタイトルにしようと
決めていたのもあるかも知れないけれど

タイトルは最後の最後まで決まりませんでした(笑)

連日深夜まで
タイトル決めに悩んで

やっと降りてきてくれたのが
このタイトル

曲作りは作詞もふくめて
30分もかからなかったのに(笑)

過去も
現在も
未来も

人と出会い
音楽と出会いながら

自分はずっと
この ”道の上” に立っていると思います

そしてそれは
終わりのない道

この先ずっと
”道の途中”です



以上エゴッタマンの
アルバム全曲解説でした

いつだって自分の音楽は
その時その瞬間の自分の生き様を写す

セルフポートレートみたいな
ものだね