がんばれ清原!

強打者なのに
強引に引っ張らず

右中間にしなやかに打ち返すヒットが
好きだった

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僕は左バッターだったけど
清原をテレビで観て以来
心底右バッターに憧れた

1986年ルーキーイヤー
小学4年生の俺は
名古屋から東京のおじいちゃんを頼って
川崎球場まで連れていってもらった

延長10回表
満塁のチャンスで清原は押し出し四球を選んで勝ち越すが

その裏ロッテは
落合がしぶとくセンター前に同点のヒットを運び
時間切れ引き分け
(当時は9回以降3時間20分を超えたら次のイニングには進まないというルールがあった)

まさしく4番vs4番
三冠王vs大物ルーキー

二人とも最高の4番でプロ中のプロだった

どれだけ多くの人が
おそらく何万もの人が

清原に酔い
夢と勇気を貰ったはずだ

けなすこともネタにすることも
あざ笑うこともカンタンだ

栄光を極めた人間が落ちぶれる姿を見ることは
人によってはさぞ心地よいことだと思う

俺もそういう気分わかる

メディアで働く人間にとっては
家族を養うための格好のネタであることも違いない

みんなメシ食うために
必死で働いてる

だけど

これは日本全体の恥として
今度はみんなで清原を応援してあげたいと思うんだ

確かに巨人に入って肉体改造をして
番長と呼ばれるようになってからの清原には
あまり好感は持てなくなっていたけれど

1985年秋のドラフト
そして巨人との日本シリーズ
優勝目前で試合中に流した涙

無冠の帝王と呼ばれながらも
やっぱりあれほど存在感のある4番打者はそうそういない

王、落合、そして清原
日本の4番だと俺は思う

がんばれ!清原!!

延長10回2死満塁
あのしびれる場面で

ルーキーながらも冷静に四球を選んだ
あの選球眼をもう一度思い出して

這い上がってきてください!!

最後のアウトを取られるまでは
ゲームセットなんかじゃねえよ!!