先日

とある方がとあるライブを観て
SNSでんな感想を述べてくれました

こんなレビューを自分で掲載したら
浮き足立って調子に乗ってるバカみたいに思われるでしょうが

ミュージシャンとして
仕事人として
家庭人として

玉木洋平という人間を理解していただけたような
とても嬉しく温かい気持ちになったと同時に

自分の生き方を
これからも変えずにただひたすらに進んでいく勇気を
いただいたことに感謝して

ここに紹介させていただきます

音楽の神様は
時としてこんな嬉しい風を届けてくれます

以下転載します

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「赤坂という都会の町でライブをやることになりまして」
玉木氏から、そんな喜びに満ちた連絡が来たので、それはもう行かなくちゃ。
断る理由など無い。


2016年6月23日午後8時。
私は、赤坂のクローフィッシュというライブハウスに向かった。
その日のライブは、来日50周年特別企画【ぼくらのビートルズvol.1】「塚本功vs清水一雄&玉木洋平」というものだった。


音楽関係の仕事をしていた癖で、レビューを書く気満々の私、メモを用意。

セットリストを誰よりも早くSNSにアップしてやろう!くらいの意気込みでライブ に臨んだ。

今もそのメモを眺めながら、キーボードをカタカタ言わせているのだけど、

今となっては、正直セットリストなんてどうでもいいとすら思う。(ごめ んなさい)


玉木洋平&清水一雄のデュオでスタート。一曲目は、All you need is love。

玉木氏の歌声を、この曲で初めて聴いたことになる訳だけど、ここで私は思った。


「レビューに、セットリストなんて必要無いな」
「何を歌うかが重要なんじゃない。この声で歌うから、意味があるんだな」

どんな声なのか?
有名人の誰かを挙げて、誰それに似ているとか、ハスキーだとかスモーキーだとか、

表現の仕方は色々あるだろう。
私は元々、彼との会話で聞く声は知っていたし、歌声となると別物になる事は予想していたけど、

良い意味で裏切られた。


「声を楽器に出来る人って、アンダーグラウンドにもちゃんといるんだな。

武道館やらドームやらフェスで一流と呼ばれるアーティストの音楽を聴き漁るのは、

もう卒業しても良いのかもしれない。私も大人になったのかもな」


そんなことすら思った。彼の声は、そんなことを感じる声、とだけ書いておこう。


「明日も仕事だ。申し訳無いが中抜けさせてもらって、早めに帰ろう」なんて考えていたけど、

塚本功氏、清水一雄氏、玉木洋平氏、3人のセッションまで堪能してしまった。


この日のライブは、ビートルズのカバーがメインだったけど、

ジョン・レノンあり、ボブ・ディランありの懐かしいのに古くない曲ばかりで耳障りがとても良かった。


最後に玉木氏は、MCでボブ・ディランの詩を引用し、

「答えは、風の中にある」と言葉少なげに締めくくった。


私は思った。

彼は、単なるdreamerじゃない。


答えは、帽子のツバにチョコンと乗ってるのかもしれない。
答えは、首元を飾るストールの重なりの間にあるのかもしれない。
答えは、彼のギターのサウンドホールの中にあるのかもしれない。

是非、彼の次のライブに行って、答えを見つけてみて下さい。