明日はいよいよ
トム・ペティ・トリビュートライブ

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トム・ペティはあまり知らない
そういう人も多いかも知れないが

もし気が向いたらトム・ペティを体験しに来て欲しい

僕らもそうだけど
今回のトリビュートが決まってから
改めてトム・ペティをじっくり聴きなおして

その楽曲の素晴らしさを実感しているんだ

僕とトム・ペティの最初の出会いは1995年
大学1年の時友達の家で見せてもらった
ボブ・ディラン30周年コンサートのビデオ(ダビング)で
ライセンス・トゥ・キルを演奏する彼を見たとき

当時僕は大学の仲間とディランのコピーバンドをやっていて
早くディラン出てこないかな〜と思いながら見ていたのだが

トム・ペティが出てきていろいろどうでも良くなった
その衝撃はジョージ・ハリスンでもエリック・クラプトンでも
そのあと出てくるロジャー・マッギンでも敵わない
僕にとってはそれくらいすごいものだった


そのときの映像がこちら


途中のブレイクシーンでの「ドヤ顔」に注目してほしい(2:50〜)
これほどの「ドヤ顔」を出来るロックンローラーが他にいるだろうか

それもディランの記念コンサートである

僕はこの「ドヤ顔」で一気にトム・ペティの虜となってしまったのである

そしていつかブレイクをこの「ドヤ顔」でやってみたい!
そう夢見て今日までロックンロールのステージに立ち続けているのである
(と言っても過言ではない)

このステージのトム・ペティには
ロックのフロントマンとしてのほぼすべての要素が詰まっているように思う

その月のバイト代で
僕はトム・ペティのCDを買いに行った

忘れもしない京都伏見桃山駅前の十字屋というレコード屋だ!

その時に買った
「ワイルド・フラワーズ」というソロ名義のアルバムが
僕の最初のトム・ペティのCD

それから20数年の時は流れて
トム・ペティは昨年10月2日に66歳で僕らを置いてけぼりにしてしまった

残念ながら80年代の二度の来日以来、日本ツアーは実現しなかったし
もしフジロックのヘッドライナーが実現すれば僕は公約を破ってフジに行っていただろう

(初開催の時に金がなくてフジに行けなかった僕は「フジに行く時は出るときだ!」と
大見栄を切ってしまっているため未だにフジロック童貞なのだ)

そんなトム・ペティの追悼コンサートがしたい
僕のちょっとしたつぶやきは当初は誰もがスルーするはずだったのだが

レコ発でもお世話になったHEAVEN青山の浜田さんの
「やっちゃおうよ!」の声掛けがきっかけとなって

結果大きな輪となってついに明日開催される

エゴッタマングループの面々
かつて対バンした人たち
ツイッターのつぶやきを知って参加表明してくれたミュージシャン
そして初めましてのミュージシャンたち

先日半日がかりのリハーサルが開催されたのだが
それはもう楽しくて嬉しくてたまらないものだった

何よりカバーとは言え
生で聴く(もちろん僕も演奏しているのだが)初めてのトム・ペティ
当然ニヤニヤが止まらないのである


恐らくトム・ペティの追悼コンサートが日本で開催されるというのは
他にあまり例がないのではないかと思う

その分ありったけのトム・ペティへの愛をぶつけてみたいと思う

今回出演してくれるミュージシャンの一人である
エンリケさん(ex.バービーボーイズ)はこう言ってくれた

「リスペクト愛がビンビンのイベント!」

そう、僕たちはロックンロールを愛しているのだ

ビートルズにストーンズにディラン
ヤードバーズだってバーズだって
ずっと60年代のロック創生期を追いかけ続けてきたんだ

そしてトム・ペティも
実は僕らと同じように60年代のロックのフォロワーなのである

ロックンロールの歴史はバトンとなって
そうやって親から子、そして孫へと受け継がれていく

明日僕たちがトム・ペティの素晴らしい音楽を鳴らすことで
再びロックのバトンは受け継がれるだろう

Thank You So Much Tom Petty

今でもすこし右半身を前に出して歌う僕のスタイルは
トム・ペティのステージングを真似したものなんだ

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