今朝の出来事

同じバス停から電動車椅子の若い女性が乗っていた
バス停には彼女のお母さんと犬がいる
きっと毎朝見送りに来ているんだろう

到着したバスが混んでるから
次のバスに乗りますって本人は遠慮して
お母さんにも「この次のに乗るから寒いから帰っててー♪」なんて元気に伝えてて

そんなやり取りが終わらないうちに
運転手さんが優先席に座ってる乗客を立たせて車椅子スペースを作り
後部乗降口に車椅子が乗り降りできるブリッジを作ってね

10人くらい並んでて、本人は気まずそうにしてたんだけど

「乗りましょ乗りましょ♪」
て俺が声かけたら
頭下げながら嬉しそうに乗ったんだ

そのあとも何度もお礼言われて
それを見送るお母さんの気持ち想像したら
なんだか涙が出そうになっちゃったよ

いつから歩けないのか分からないけど
我が子が歩けないって想像しただけでもうダメだね

そう思うこと自体が健常者視線の
差別なのかも知れないけれど…

その子は20代で髪をすごく綺麗なピンクに染めてるんだけど
とても明るくて礼儀正しくて
とてもチャーミングなんだ

瞳もキラキラしていてね

歩けない事で少し社会に気後れする部分もあるんだろうけど
もしかした折れそうな心を奮い立たせて自分らしく生きるために髪をピンクにしてるのかなって想像したりして

元気よく発する声のトーンがとても気持ちいいんだ

五体満足でも毎日仏頂面で
世の中への不平不満を撒き散らして歩く人がほとんどなのに

その子はとてもキラキラしてるんだよ
命を燃やしてるって感じる


今年もあと少し
クリスマスの季節が近づいてきた

クリスマスは我が子の成長と健康に感謝出来る事が
親へのプレゼントでもあるなって毎年思うんだ

子が喜ぶ顔が見たい一心で1年間頑張って来たんだもんね

早くに子を亡くした親
重い病気を抱える子を持つ親

もしウチがそうなったら
きっと誕生日とクリスマスには
ありったけのお金をはたいてプレゼントを買うと思うんだよね

喜ぶ顔を想像しながらね
そう考えたらウチは幸せだよね

プレゼントを自己主張する子供たちと
それについてあれこれ悩めるこの時間

金銭面と教育面で
子供には教えなくちゃいけない事はしっかりと教えるとして

息子がなんだか高価なプレゼントをサンタさんにお願いしてる
サンタさんの事情を知ってしまった長女が
やんわり諦めさせようとしている

さて今年はどうなるでしょう

そろそろ我慢も覚えないといけない年になってはきてると思うけど

夢は壊したくないしなぁ。。


今朝のあの娘が
きっとこの先も笑って生きていけますように