チルドレンのこと

悪魔のような猛暑がくれた成長

ここ1〜2年
子供たちの”習慣づけ”についてずっと考えてきた

実はあるバスケ選手のお父さんに直接話を聞いて教わった事なんだけど

この世代の子供を持つ親に必要な事は
"良い習慣にする手助けをしてやる事"
なんだそうだ

言葉にするとカンタンな事なんだけど
コレがとても難しい

それであれこれずっと考えて
いろんな本も読んで
いろいろ試してみて
最近ひとつ
たぶんコレ正解なんじゃないかなって事見つけたよ

それは

子供がイイ事した瞬間を見たら
それをそのまま伝えて褒めてあげる事

地元横浜クレイジーケンさんばりに
「イイねっ!!」ってね

そうすると子供は嬉しくて
何回も繰り返す
そのうちにそれが習慣になってくる

そんなサイクル

まあ当たり前の事なんだけど
案外コレ出来ないんだよ

例えば赤ちゃんが
生まれて初めてパチパチパチって手を叩けるようになったら
周りの大人は満面の笑みで上手上手〜って褒めるでしょ?

そうすると赤ちゃんも満面の笑みで何回もパチパチしてくれるでしょ?
そんなの出来て当たり前じゃんって言う大人はいないよね

それと同じ感じかなぁ

子供の成長と共に
どうしても"できない事"ばかりに目がいってしまい
ついつい叱言が多くなってしまう事ってあると思うんだけど

(実際自分もそれで何度となく自己嫌悪に陥っているんだけど)

やっぱり褒められて嬉しくない子(大人もね)はいないし
そうやって長所をグングン伸ばして少しずつ出来ることを増やしてあげればいいんだと思う
(大人もね)

子供たちがお世話になってるバスケチームのコーチたちからも
とても多くの事を学ばせて頂いている

コーチ陣は常に前向きな言葉を子供たちにかけてくれて
出来ない事より出来る事に重点を置いて声かけしてくれるので
子供たちも伸び伸びプレーしてものすごい速さで上達していく

コート上は
常にポジティブで前向きな言葉で溢れているので
見ていてもストレスを全く感じないし
子供は褒められて嬉しそうな顔をしたときに
実はものすごく成長するという事も見せてもらった

これはミニバスではあまりなかったことなので
改めてこのチームに所属させてもらって本当に良かったと思っている

ただ単に子供の練習の付き添いだけじゃなく
自分にとっての学びの場にもなってるのでとても有難いし
この週末も2日間計20時間付き添いしたんだけど
子供の成長を見ながらセミナーを受けてると考えたら
全然苦にならないんだよね

いや、そりゃ暑いのは大変なんだけどね

気の合う親御さんとも
いろいろディスカッションできるし
休憩の合間にコーチとコミュニケーション取って
話を聞いてもらったり聞いたりするのもとても貴重で楽しい


この週末も
子供たちはいいプレーをたくさん見せてくれて

ドリブルで抜いたりシュートを決めたりも良かったんだけど

自分がシュートを外して速攻食らった時に全力で戻ってディフェンスした事や
スクリーンアウトを常に意識してたくさんリバウンドを取れた事
ルーズボールを誰よりも追いかけていたこと
休憩中に一番にコートに戻ってシューティングをしていること
練習で教わった事を失敗しても試していたこと

地味なんだけど
そんな小さなプレーを褒めてあげたら
3人とも満足気にニヤっと笑っていた

そんな中で仲間同士もっと声を掛け合おうとか
保護者の方とすれ違う時は必ず挨拶しようとか
プレー以外の事は何度も何度も小言を言い聞かせているのだけど…

この夏もバスケ漬けの我が家の子供たち

ひたむきに一つの事に向き合う姿はとても感動的だし
とにかく好きな事ができることに感謝しようと声掛けしている

そんな日々の中で
小さな成長をたくさん見せてくれる事は
親にとってはどんな豪華な食事や旅行や買い物よりも贅沢な贈り物だなぁと思う

でもたまには旅行やキャンプに行こう(笑)


「やってみせて
言って聞かせてやらせてみて
褒めてやらねば人は動かじ

話し合い
耳を傾け承認し
任せてやらねば人は育たず

やっている
姿を感謝で見守って
信頼せねば人は実らず」

戦後75年
尊敬する山本五十六さんの言葉を改めて噛み締めて
この夏も子供とばっかり遊んでます

FullSizeR (1)

車椅子のあの娘

今朝の出来事

同じバス停から電動車椅子の若い女性が乗っていた
バス停には彼女のお母さんと犬がいる
きっと毎朝見送りに来ているんだろう

到着したバスが混んでるから
次のバスに乗りますって本人は遠慮して
お母さんにも「この次のに乗るから寒いから帰っててー♪」なんて元気に伝えてて

そんなやり取りが終わらないうちに
運転手さんが優先席に座ってる乗客を立たせて車椅子スペースを作り
後部乗降口に車椅子が乗り降りできるブリッジを作ってね

10人くらい並んでて、本人は気まずそうにしてたんだけど

「乗りましょ乗りましょ♪」
て俺が声かけたら
頭下げながら嬉しそうに乗ったんだ

そのあとも何度もお礼言われて
それを見送るお母さんの気持ち想像したら
なんだか涙が出そうになっちゃったよ

いつから歩けないのか分からないけど
我が子が歩けないって想像しただけでもうダメだね

そう思うこと自体が健常者視線の
差別なのかも知れないけれど…

その子は20代で髪をすごく綺麗なピンクに染めてるんだけど
とても明るくて礼儀正しくて
とてもチャーミングなんだ

瞳もキラキラしていてね

歩けない事で少し社会に気後れする部分もあるんだろうけど
もしかした折れそうな心を奮い立たせて自分らしく生きるために髪をピンクにしてるのかなって想像したりして

元気よく発する声のトーンがとても気持ちいいんだ

五体満足でも毎日仏頂面で
世の中への不平不満を撒き散らして歩く人がほとんどなのに

その子はとてもキラキラしてるんだよ
命を燃やしてるって感じる


今年もあと少し
クリスマスの季節が近づいてきた

クリスマスは我が子の成長と健康に感謝出来る事が
親へのプレゼントでもあるなって毎年思うんだ

子が喜ぶ顔が見たい一心で1年間頑張って来たんだもんね

早くに子を亡くした親
重い病気を抱える子を持つ親

もしウチがそうなったら
きっと誕生日とクリスマスには
ありったけのお金をはたいてプレゼントを買うと思うんだよね

喜ぶ顔を想像しながらね
そう考えたらウチは幸せだよね

プレゼントを自己主張する子供たちと
それについてあれこれ悩めるこの時間

金銭面と教育面で
子供には教えなくちゃいけない事はしっかりと教えるとして

息子がなんだか高価なプレゼントをサンタさんにお願いしてる
サンタさんの事情を知ってしまった長女が
やんわり諦めさせようとしている

さて今年はどうなるでしょう

そろそろ我慢も覚えないといけない年になってはきてると思うけど

夢は壊したくないしなぁ。。


今朝のあの娘が
きっとこの先も笑って生きていけますように

なんのために歌うのかなんてもうどうでもいいのだ

週末のライブに
久しぶりに家族が観戦に来てくれた

翌日も早くからバスケの練習だし
無理しないようにって言っといたのに

子供たちが観たいと言って聞かなかったそうだ

僕の歌を聴く汐音と花凜と多聞

最近書いた曲の題材は
この子たちが悩んだり苦しんだり時に大きな喜びを手に入れたりし
ながら

喜怒哀楽を親子で共有しながら
少しずつ人として成長して来た日々を描いたものばかりで

もちろん子供たちはそんな事など知らないのだけど
届け、父の想い!

そんな気持ちで歌いながら
途中少し感極まるものがあった

いつか
子供たちが好きなものや人を見つけて
それを自信を持って好きだと言える人生を歩いて欲しくて
そんな世の中であって欲しくて

パパは音楽が大好きだよと
子供に言って聞かせながら
どこかで自分に言い聞かせながら
ここまで歌って来たような気がする

そんな言い方をすると
一見子供たちのために歌っているように聞こえるかも知れないけれ

決してそんな事ではなくて

基本自堕落でダメ人間な僕が
父親として僕にできることは限られていて
それは歌だと信じてやってきた

もしかしたら
それはただの自己満足に過ぎないのかも知れない

でもその思い込みのおかげで
ここまでやって来れたのも確かなんだ

そしてもう一つこの夜気づいた
僕は自分の意思で歌ってきたつもりでいたけれど

今となってはこの子たちに
歌わせてもらっているんだと

詩もメロディも
この子たちがいなかったら
もう僕には書けないし書く必要がない



汐音、花凜、多聞は
バスケという大好きなものを見つけた

いつまで続くかは分からないけれど
今この瞬間の情熱と輝きは
生涯の宝になるだろう

そしてその情熱と輝きに敵うものを
僕はもう持っていない事に気づかされてきた

子供たちにとって必要なものは
歌を歌う父親ではなく
バスケの活動をバックアップしてくれる父親だ

だからもう降りようと思っていた
8月の横浜のライブを最後にしようと考えていた

田中ヤッチさん、湯川ト−ベンさん、松本淳さんの
EGGにコテンパンにされてスッキリ終わろうと考えていた

でも出来なかった

曲が湧いてきてしまった
スタジオやステージで未だ色褪せない
初めての時のあの感覚が
やっぱりとても心地よかった

スタイルは違うけれど
いつか自分も対バンしたEGGのような
観客を圧倒するような自分だけのグルーヴを見つけたいと思った

そして何より
音楽やってこなかったら得られなかったであろう
僕の周りの全ての尊敬し愛すべき
ミュージシャンや音楽ファンの方々

そんな僕の財産を手放す勇気がなくて
やっぱりもうしばらく
音楽の世界にしがみついていようと思った

そんな事を思わせてくれたのも
やっぱり子供たち

「わたしたちも頑張るからパパも頑張って」

少し思春期に入った汐音が
そんなメッセージを届けてくれたような気がした

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MINI BALLERS

つくづく自分は単純な人間だなと思っている今日この頃です

子供が好きなことは
親もこんなにも好きになるんだね

ウチの子たちが3人ともバスケに夢中で
今の僕はそれを見て、そしてたまに一緒にやるのがとても楽しい

地元のプロチーム横浜ビー・コルセアーズのブースターだけど
ウチの子たちのチームがビー・コルセアーズJrユースにボロボロに負けて以来

打倒ビーコルになってる時とか(笑)

子供がチームTシャツ注文するときに
自分用に同じの1枚注文しちゃう時とか

単純すぎてバカみたいなんだけど
でもなんだか妙に嬉しい

なんだろうね
子供が何かに夢中になっているときの
あの瞳の輝き

出来なかったことが出来るようになって
コーチに褒めてもらったときの
あの嬉しそうな恥ずかしそうな表情

悔しかったときの
あの何とも言えない表情

それが全部好き

子供が嬉しいときは僕も嬉しくて
子供が悔しいときは僕も悔しい
一緒になって笑って一緒になって泣く

子供がコーチやコートに対する挨拶や礼儀を欠いたときは
本気で叱る


そんな日々の中で
僕もいつの間にかバスケが好きになって
一緒にウェアを買ったりバッシュを買ったり

子供が教わってきたことを僕も教えてもらって練習して
そして時に子供よりコートで熱くなって
気がつけば汗をびっしょりかいて笑ってる

そんな時は本当に幸せだ

それに
子供を通じて知り合ったバスケ好きの大人たちが
バスケについて熱く語るのを聞くのも好きだな

それも決して自分本位ではなくて
子供たちにバスケを通じて未来へのバトンと繋いでやりたいっていう
そんな想いが伝わってきてとても感動するし

そんな素敵な大人がたくさんいてくれて
子供たちは幸せだなと思うし
多くの事を学ばせてもらうし勇気をもらう

子供たちのおかげで
自分はこんなにも貴重な経験や出会いを
たくさんプレゼントしてもらっている

なんて親孝行なんだ、オマエたち!!!


子供たちの必死なプレーとか見てると
毎回泣けてくる

ホント、感動するんだよ
これは子供のチカラだよね

チームの子供たち全員がかわいくて仕方なく思えてくる
だからみんなが全力で悔いのないバスケライフをって心から祈ってる

そして勝利も敗北も
みんなで分かち合えるといいね


いつか廃倉庫買い取って
バスケコート作りたいな

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子供の笑顔が最高の親孝行

またしても親が子を虐待し殺してしまったニュース

未熟な子供を叱り続け
罰を与え続け

褒められる事を知らず謝ることだけを覚えて
死んでいった5歳の女の子
なんて哀しく短い人生だったろう

子供は未熟であるからこそ
無限の可能性を秘めている

我が子を虐待する親は
そんな子供の可能性を恐れているみたいだ

自分の親としての未熟さを認められず
その事実を恐れて制御不能に陥ってしまうのだろうか

子育てをしていると
必要以上に叱ってしまったり
どうしようもなく腹が立ったり
何度もそういう経験をしてきた

そしてその度に
子供と共に涙を流し
共に成長してきた

でもそれらのすべての瞬間は
かけがえのないものだったと今は思う

腹を痛める事の出来ない父と子の
絆と信頼関係は
そうやって少しずつ築かれていくのだろうと思う

子供より何十年か長く生きて来たからって
親としてのキャリアは子供と同い年なんだと気づけたら
世界から我が子への虐待が少しは減るのかも知れない

子供と同じ目線と
たっぷりの愛情を注いで
この先も歩いていきたいと思う
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EGOTTAMAN GROUP
1st Album
『EGOTTAMAN GROUP』(DRLR-001)
\2000+TAX
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ライブ情報
2018年9月8日(土)
山梨Northland Camper's Village
エゴッタマングループ
SHIME他

2018年9月29日(土)
横浜THE CLUB SENSATION
タマ・ペティ&ブロークンハーツ
KEIKO WALKER BAND

2018年12月15日(土)
渋谷テラプレーンブルース
エゴッタマングループ
錆びたアレ


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