収集家


先日客先でコレクションの話になった

その人はとにかくモノを集めるのが好きらしく
服や靴はもちろん
椅子やおもちゃまで幅広く収集趣味を広げている


そのため独り暮らしにも関わらず
2LDKの部屋を借りて住んでいるそうだ

贅沢な話だ


「玉木くんは何かコレクションしてないの」
と聞かれ困ってしまった

残念ながら収集趣味というものがない
根が飽き性なんで・・・

むしろ
「最近はいかにシンプルに暮らすかということに興味がありますね
ジャンジャン捨てたいっすね」
と返してしまい
会話がそこで終わってしまうかと一瞬焦ったけど


「それもカッコいいな〜」
と言ってもらえてホッとした


必要なモノは買う
でもそれは必要なモノだからだ

そして気に入ったモノはとことん使う
これがオレの流儀


コレクションはちょっと違う
使わないものを買って集めるというのはなんか違和感がある

だって使わず大切にしまっておくのって
モノに対して失礼じゃないかな

よくギターコレクターとかいるけど
ちゃんと弾いてんのかよと思ってしまう

ギターなんて音出してナンボだろ!


知り合いのカメラマンが言っていた

「カメラの機種・値段にとらわれているヤツは何を撮ってもダメだ
道具として使えるヤツが強い」

"持っている"ということに依存してしまい
本来の目的を見失っている人は多いと思う


所詮はモノ

モノに支配されるのはごめんだ

貧乏人のひがみか