1945年8月6日午前8時15分

その年のうちに
14万人の命を奪った人類史上初めての核兵器が
広島に原爆が投下されてから

69年が経った

そして今年7月
その原爆を投下したB29爆撃機(通称:エノラ・ゲイ)の
最後の搭乗者である
セオドア・バンカークさんが亡くなった

アメリカ人の原爆目撃者が
いなくなって

初めての原爆記念日

被爆体験者の死者数は
今年29万人を超えたと発表されており

原爆投下当時の広島人口が
約34万人だったことを考えると

少しずつ少しずつ
体験者が減ってきている

ちょっと前には
広島平和記念館の被爆を再現した
蝋人形が

「子供が怖がるから」

というアホみたいな理由で
撤去が検討されていたが

語り継いでいかないと
いけない

平和を繋ぐということは
惨劇を直視して

声を出していくという
ことだと思う

中東で起こっている
日々の悲劇も決して他人事ではない

フクシマの原発問題だってそう

世界中の著名な文化人や
アーティストが

続々と非難の声明を出しているのに
日本からそういう声が聞こえてこないのは

俺が聞き落としているからか
それとも情報統制か


問題になっていることに沈黙するようになったとき
我々の命は終わりに向かい始める

               マーティン・ルーサー・キング



声を出していこう
たとえそのことで多くを失ったとしても

本当に守るべきことなんて
ほんのわずかなのだから





原爆投下により
その後計画されていた九州および関東一帯への
米軍約107万人とも言われる本土上陸作戦は中止された

もしその作戦が決行されていれば
広島・長崎の原爆被害の比にならない犠牲が出たと
戦後アメリカ当局は発表している

このコメントが
アメリカの原爆投下を正当化している
ひとつの要因ともなっている