小野田自然塾

【夏休み特集】小野田自然塾の思い出7

とんでもなく長く感じた初日が終わり二日目

この日は自然塾のメインイベントとも言うべきフィールドアスレチックだ
少人数でグループを組み
地図を見てチェックポイントを通過しながら
自然の中を進む

オレはブーやんと同じ班(4〜5人)になった

「こいつ足引っ張んなよな」
と内心思った

当日はあいにくの雨
全身を雨合羽で包み
昼飯のおにぎりを各自2個ずつ受け取っていよいよスタートだ

規律正しい集団生活から解放されて
みんな少しリラックスしている

どこから来たのか
学校では何が流行っているのか
など

緊張の中にもやっと子供らしく楽しい時間を過ごしながら道を進む

チェックポイントで待っているスタッフと言葉を交わす
励ましてくれたりして心が和む

いくつかのチェックポイントを無事通過したころ
ブーやんが言った

「腹減っちゃったよ」

オレが

「ダメだよ。昼までガマンしろよ」

と言う頃には
早くも1個目のおにぎりを開けていた

「ブーやん、やばいって!怒られるぞ」

だが彷徨える山の住人と化したブーやんに
そんな言葉は届かない

結局ブーやんは2個とも平らげてしまった


出発から2時間くらいだろうか
慣れない山道と子供だけという不安感
雨に濡れた体は重く
ブーやん以外は空腹感も頂点に達していた

やっとのことで全員が集合する昼食場所に到着した

ゴールだ!

スタッフに到着報告をする
すでに到着した班はそれぞれ昼食を取っている
オーキャンやかーくんの姿も見えた

「みんな無事だったか・・・良かった」

オレたち(ブーやん以外)も早速昼食にした

なぜか昼食を食べていないブーやんをスタッフが見つけ
道中すでに昼食を済ませてしまったことが発覚し
こっぴどく怒られていた

「バカだよな〜」と
怒られてシュンとなっているブーやんを仲間と笑って見ていたのだが

次の瞬間
ブーやんを止めなかったオレたちにも責任があると
同じように怒られてシュンとなった

オレはこのとき初めて
連帯責任というものを知った


つづく



この日の年長組のフィールドアスレチックは東海地区の夜のニュースで
取り上げられていたと帰宅後母が教えてくれました





【夏休み特集】小野田自然塾の思い出6

ミーティング後テントに戻る途中
オーキャンがこらえきれない笑いをこらえて近寄ってきた

「ププ。オマエなに屁こいとるんだて」

「でもちょっと空気和んどったでいいじゃんか」


オレは緊張感ただようミーティングの最中
見事に屁をこいた

一瞬の間のあと
全身に突き刺さった全員の視線をオレは忘れない


その日はそのあと
翌日のフィールドアスレチックに備えて班行動して
普通に夕食が出た

オレが屁をこいたことに対しても
みんなあまり関心がないようで安心した
(みんな環境に慣れることに必死だったんだと思う)

夕食は
メニューはなんだったか忘れたけど
とても不味かったのを覚えている
家のご飯が恋しい

風呂もスタッフの監視のもと
整列して入り時間制限が厳しく設けられていた
それでも温かい湯船に浸かっている間は
少し緊張が和らいだ

風呂上り
満点の星空の下で
小野田さんがルバング島の頃の話しなどをしてくれた

自分の記憶と星の動きを頼りに暦を把握して
30年間日付の誤差はほとんどなかったとおっしゃっていたのを聞いて
子供ながらにすごいと思った

そして

この日オレは生まれて初めて
夜空に輝く北斗七星と流星を見た

小野田さんが教えてくれた
「北斗七星は柄杓(ひしゃく)の形をしているんだよ」


このキャンプに来て初めて
オレは少し笑った

つづく









【夏休み特集】小野田自然塾の思い出5

「集合!」

なんとかテントは完成した
みんな重い足を引きずりながらゾロゾロと無言でテントから出て行く

相変わらず小野田さんは静かに佇んでいる
圧倒的な存在感なのに
何故だろう
小野田さんの姿を見るとホッとする

束の間
スタッフリーダー(通称:さんま・これはオーキャンが命名した)が厳しい表情でみんなの前に立つ
参加者は100名くらいか
みんな緊張の面持ちだ

世渡り上手のオーキャンも
さすがに表情が硬い

かーくんは・・・
大丈夫そうだ

スタッフリーダーが声を張り上げる
内容は主に翌日のフィールドアスレチックについて

予定しているルートに沿って
起きそうなトラブルの回避方法や
安全確保の方法などを教わる

年長組(小学6年・中学1年)は特別ルートだ
年長組は山を越え、川を自力で渡り、道無き道を行く
かなりハードな行軍となりそうだ

過去の事例も紹介される
その中には失敗例もあり
いやおうなく緊張感は高まる

大げさに言ってる風でもなく
淡々とした中に厳しさを含んでミーティングは進む

徐々に
「オレらちゃんとゴールできるんか・・・」
という不安が膨らんでくる

「気を抜いたら死ぬかも知れん」

無駄話してるヤツは容赦なく叱られている
「遭難しても知らんぞ!」

はぁ・・・
家に帰りたい

母よ
恨みはしないさ
だが生きて帰れなくても
恨むなよ

そう腹をくくった瞬間



プーっ

・・・・・

オレがこいた屁は沈黙の中に響き渡った


つづく


【夏休み特集】小野田自然塾の思い出4

3バカを乗せたバスは三重県のキャンプ場へ

車内では熱血野球漫画『キャプテン』が上映されていたが
隣は知らない人だしイマイチ盛り上がらない

そうこうしてる間に現地に到着


全体集合があって
小野田さんのご挨拶があった
(小野田さんはほっこりした感じの人でなんだかホッとする)

そして班に分かれてそれぞれのテントへ

??
テントないじゃん??


もちろん自分で設営する!

「今夜お前たちが眠るための場所を確保するぞ!」
「テント出来ない班は星空眺めながら眠るしかないからな!」

ひえ〜っ
中学1年のリーダーを中心に黙々とテントを設営する

隣で作業をしていた太っちょ(通称:ブーやん)がブツブツ文句をたれている

「キャンプって言うから来たのによ!何だよコレ!!」

このときのブーやんに教えてあげたい
テントを張ることは
キャンプの基本中の基本だと

でもオレも同じ気持ちだった




つづく



小野田自然塾についてはこちら

http://www.onodashizenjuku.or.jp/index.html

あと小野田自然塾は決してスパルタキャンプではありませんので

【夏休み特集】小野田自然塾の思い出3

この夏一番のハイテンションで集合場所に着いた
オレ、オーキャン、かーくんの3バカトリオ

ところがさっきまでのテンションはどこへやら
集合場所でオレたちを待っていたスタッフに
笑顔は一切なし

それどころかすでに怒られてるヤツもいる
なんだこの異様な緊張感は・・・

隣の班で並んでいるオーキャンの目がオレに向かって
「なんか違うぞ」って言ってる

さすがオーキャン
もう空気を読んだ

かーくんは・・・
いつも通りマイペースであんまり気にしていないみたいだ
顔を向けるとゆるい笑顔が返ってきた
こういうときおっとり天然タイプはいいよなと思う

そんなスタッフの緊張感は
あっという間に子供たちに伝染

子供達の顔にも笑顔はなくなり
集団疎開の様相を呈してきた

なんだなんだ
なんか想像してたのと違う

不安になって見送りの母を振り返ると
「気をつけてね〜」と
笑顔で手を振っている

ん?

なんとなくハメられた気がした
なんかイヤな予感がする


オレたちは出発のバスに乗り込んだ

つづく
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リリース情報
EGOTTAMAN GROUP
1st Album
『EGOTTAMAN GROUP』(DRLR-001)
\2000+TAX
ライブ会場、タワレコ、アマゾン等
オンラインショップで発売中!
ライブ情報
2018年9月8日(土)
山梨Northland Camper's Village
エゴッタマングループ
SHIME他

2018年9月29日(土)
横浜THE CLUB SENSATION
タマ・ペティ&ブロークンハーツ
KEIKO WALKER BAND

2018年12月15日(土)
渋谷テラプレーンブルース
エゴッタマングループ
錆びたアレ


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