内戦激しいシリアで
戦場ジャーナリストの山本美香さんが亡くなった

大変申し訳ないのですが
山本美香さんというジャーナリストを
今回の死亡報道で初めて知りました

それなのに
夜に各局のニュースを見まくっていたら
涙が止まらなくなってしまった



戦場を報道する
そんな中でもとくに弱い女性や子供に焦点をあてた報道に
信念を貫き亡くなった山本美香さん


人は実体験していないことに関しては
自分の境遇に置き換えてイメージするから
山本美香さんが焦点をあてた部分を
自分の子供たちに重ねてしまったのかも知れない

小さい頃にはよく親から

世界には戦争や飢餓で
食べたくても食べられない人
着たくても着れない人
住む家もない人がたくさんいるんだよ

と言われてきた

その世界は今も何ひとつ変わることはなく
自分も今
子供たちに同じことを言って
モノを大切にすることを教えている

ひとつ変わったことと言えば
小さい頃には
遠い国の縁のないことのように思っていた光景が


日本も明日はわが身
もしかしたらすでに渦中
そんな思いが日々強くなっているということ


目に見える武力で国民を殺すアサド政権と
目に見えない放射能を垂れ流して責任を放棄する日本政府


同じ日本人が戦渦で命を落としたことで
その国の恐怖と悲しみを感じることができたことが
山本美香さんにとってせめてもの報いとなるだろうか


その日の最後のニュース
山本美香さんのご両親の悲しみが
さらに胸に突き刺さった


ご冥福をお祈りします